マラッツィ社の85年間

タイムライン

1935
起源
マラッツィ・チェラーミケは1935年にイタリアのモデナに近いサッスオーロに創設されせました。

1935
「段ボール工場」
創業者のフィリッポ・マラッツィは、2列に並べたポプラの木によって支えられた最初の製造工場を建設し、その薄っぺらな構造から「段ボール工場」として知られるようになったと言われています。

1936
最初のマラッツィ工場の外にいる労働者

1940
マラッツィのステンシルデコロタイルのためのスケッチ
ステンシルタイルの装飾

1950
最初の生産拡大
「トンネル窯」などの新技術への大規模な投資によって、マラッツィ社が最初の大きな発展を遂げたのは50年代のことでした。

1950
マラッツィ:外観
マラッツィ工場の外観

1950
最初の磁器質
最初の磁器質ドットタイル(2x2 cm)のための広告ポスター

1958
ペンネッラーティシリーズ
手作業で装飾された最初の床タイルは、サッスオーロ出身の世界的に有名な画家兼陶芸家、ヴェネリオ・マルティーニとのパートナーシップに由来しています。

1960
ジオ・ポンティとアルベルト・ロッセッリがデザインした「トリエンナーレ」
ジオ・ポンティとアルベルト・ロッセッリがデザインした最初の「クアットロ ヴォルテ クルヴァ(4曲線)タイル」は1960年のミラノトリエンナーレに出展されました。この作品はデザインとセラミックタイルの最初の卓越したパートナーシップとして歴史に刻まれました。

1964
テレビのマラッツィ社
1964年のマラッツィ社のコマーシャル、2番目の絵コンテのフレームは、カラフルで光沢があり、掃除が簡単な、装飾が施された白地の壁タイルと床タイルの宣伝を意図しています。

1965
アルティスティカシリーズ
60年代、マラッツィ社は新しい装飾とコミュニケーション言語を自社の製品範囲に導入しました。

1970
アルタモーダシリーズ
ビキ、フォーケ、パコ・ラバンヌがマラッツィのアルタモーダシリーズをスタイリングしました。オートクチュールデザイナーとセラミック産業の初めての提携でした。

1974
革新的な1回焼成工程のための特許
1974年、マラッツィは迅速な1回焼成で特許を取得しました:タイル本体と仕上げ釉薬の同時焼成により、製造時間が短縮され、セラミックタイル自体のイメージと用途が再定義されました。

1974
ニーノ・カルーゾによってデザインされたマラッツィ フォルメ
幅広い実験と大規模な技術革新の時代、ニーノ・カルーゾはマラッツィ フォルメシリーズのモジュラーサイズのセラミックタイルを立体化する可能性を模索しました。

1975
最初の大判タイル
最初の60x60cm磁器質タイルはマラッツィ研究所で制作されました
1975
ガヴィーノ・サンナがマラッツィ床タイルのコマーシャルの監督を務めました

1976
アルキテッティシリーズ
ミケランジェロ 3

1977
ベレンゴ・ガルディンとマラッツィ
ジャンニ・ベレンゴ・ガルディンがマラッツィの新しい生産ラインを撮影しました

1982
海外初の生産拠点
大規模な新しい生産工場が海外に設立されました。スペインのセラミック地区のカステリョン デ ラ プラナと、テキサス州ダラスのアメリカンマラッツィタイルです。

1983
マラッツィのI Colori
マラッツィでは、ミキシングとマッチングのためにカラーモジュールという形で幅広いカラーバリエーションをご提供しています。

1983
マラッツィのポートフォリオ
写真家のチャールズ・トラウブ、ルイジ・ギッリ、クーキ・ホワイトが新しいマラッツィシリーズを解釈します

1985
「エンドゥーロ」の誕生
1985年には「エンデューロ」の発売と特許取得が行われ、ガラス質コーティングを速攻で固定・統合するために、タイルが窯の途中でまだ真っ赤な状態で釉薬をかける特殊な生産ラインが導入されました。セラミックタイルの潜在的用途を再び変えた、ユニークな独自の製品。

1987
マラッツィ「イル・クロジョーロ」デザインセンター
イル・クロジョーロ研究開発センターではロジャー・キャプロン、アムレト・ダラ・コスタ、サルカ・ナガサワといったアーティスト、デザイナー、陶芸家と協力し、新しい用途と装飾技術を実験しています。

1990
ローマの地下
セラミックタイルの新しい市場、新しいプラント、珍しい用途。通気工法カーテンウォールと置床建設のための独自のソリューションによって製品範囲を更に拡大しました。

1990
トッレ アルコバレーノ
マラッツィ社のI Coloriモジュールは、1990年サッカーW杯イタリア大会の開催中、ミラノの普段の給水塔を「トッレ アルコバレーノ」(または「レインボータワー」に変えました。
2015年には、ミラノ国際博覧会へのオマージュとして、同じクリエイティブチームによって、システムCチッタシリーズの様々な色合いを使ったタワーの2回目のリスタイリングが行われました。

2003
ポールL.セハス建築学校
建築家ベルナール・チュミによって設計されたマイアミのポールL.セハス建築学校の3つの校舎の外壁の装飾にセラミックタイルが使用されました。

2005
イタリー デザインコンペティション賞のセラミックタイル
フェニックス(米国)に建てられたウィルキンソンオフィス&ウェアハウスビルディングのデザインは、権威ある2005年セラミックタイル・オブ・イタリーデザインコンペティション「商業建築」部門で大賞を受賞しました。マラッツィ社は、システムT-クロミエコレクションの60x60cmの磁器質スラブを使用してファサードを作り上げました。

2005
アルド・チビック設計の「ミッレピエーディ」
アルド・チビックは、ミラノのトリエンナーレ庭園のために大人が子供のように感じるベンチを設計しました。

2006
Disegniamo il mondo - 世界をデザインする
エリオット・アーウィットとゲッチェがマラッツィ社の「世界をデザインする」広告キャンペーンを制作しました

2007
カシッリエの誕生
卓越した美しさと技術的品質を持つ製品のための革新的で柔軟性のある技術。様々な製品タイプ、サイズ、厚さを生産できるだけでなく、セラミックスラブの幾何学的精度の向上を可能にする継続的で柔軟性の高いプロセスが導入された完全に革新的な生産サイクル。
写真ジュリアーノ・コーレン

2009
ドミニク・ペロー設計のNHホテルミラン(イタリア)
ドミニク・ペローによって設計されたホテルタワーでは、マラッツィによって製造されたリフレクティブスキンが抽象的な印象を与えます

2009
トレヴァーク、ユニークな木目調ストーンウェア
驚異的な外観と品質で最高級の天然木材を再解釈した新しいストーンウェアは、ベストセラーになりました。

2010
結晶化ストーンウェア、システムAの誕生
2010年、マラッツィはエコサステナビリティ材料、新しい製品コンセプト、そしてセラミックを使用した環境に優しい建築のためのカラーシステムと仕上げによって実現された結晶化磁器質、システムAで特許を取得しました。システムAは、屋内外の舗装、床材または壁装としての使用に最適な工業用ストーンウェアです。「マット」と「磨き」の2タイプの仕上げからお選びいただけます。
システムAは2009年のADIデザインインデックスに既に含まれていました。

2010
コンクレータ。薄型壁装タイル。
マラッツィ研究所は、大判32.5x97.7サイズで最初の軽量壁装タイルを製造しました。

2011
トレヴァークホームの誕生 - 写真アンドレア・フェラーリ
トレヴァークホーム、最高級木材の完璧な模倣。
写真アンドレア・フェラーリ

2011
マラッツィ ソーホーは、ADIコンパッソ ドーロで佳作賞を受賞しました
最初の立体的なストーンウェアデコロタイル、ソーホーはデザイン界で最も権威のある賞、ADI(イタリア工業デザイン協会)コンパッソドーロで佳作賞を受賞し、コンパッソドーロ賞歴史的コレクションに追加されました。

2014
マイストーン:ユニークなシリーズの無限の解釈
石にインスピレーションを得た、最高のパフォーマンスと仕上げの珍しいエフェクトが融合されたハイパーマテリアシリーズ。
2015
80周年
マラッツィ社創立80周年。

2015
2015年ミラノ国際博覧会のマラッツィ
マラッツィの環境に優しいタイルは、ネメシ&パートナーズ設計のイタリア館、建築家ジェームズ・ビーバーが設計したアメリカ館、万博会場の2つのメイン通りであるデクマノとカルドを始め、ミラノ万博会場の10箇所以上のエリアに敷設されました。

2015
マラッツィ グループの新しい本社
グループの創立80周年を記念して、サッスオーロの本社では大規模な改修と改修工事が行われました。建築家ジャンルーカ・ロッシの設計に基づいたプロジェクトには、会社の史跡であるレジーナ・パチス通りの全ての建物、オフィスビル、そして新しいマラッツィショールームが含まれていました。

2015
マラッツィとフィオラーノ
新しいフィオラーノ・モデネーゼ 工場は、一流政治家の列席の下、落成されました。新しいプラントの設計では、コージェネレーションシステム、熱回収および水のリサイクルシステム、最先端の安全システムなど、環境への影響だけでなく、作業条件と安全性も優先されました。

2015
生まれ変わったクロジョーロ
会社創立80周年を記念して行われた改修工事には、1930年に遡る最初の産業プラントの歴史ある名残で、80年代にこの名前で研究センターとなった現存するマラッツィ最古の建物、クロジョーロの修復も含まれていました。セラミックタイル製品の独自の解釈を開発するために招かれたアーティスト、建築家、デザイナー、写真家の実験を奨励し、現在はイベント格納庫として市民にも開かれた文化的な会場となっています。

2015
マテリカ - ADIセラミックデザイン賞
僅か6mmの厚さで作られた立体装飾によってADI(イタリア工業デザイン協会)主催の2015年セラミックデザイン賞で大賞に輝いたマテリカシリーズは、コンクリートを最もエレガントな形で、高級感ある新サイズ40x120cmサイズでご提供しています。

2016
サレルノ海事ステーション - ザハ・ハディッド設計
ザハ・ハディッドによって設計されたサレルノ海事ステーションのためにカスタム生産された深い色合いの結晶化ストーンウェア、システムA。
陸と海の間の牡蠣のように、独自の結晶化ストーンウェアによって日光の下で生き生きと輝く、固いシェルに包まれています。

2016
フィナーレ・エミリアの再開
2012年の地震に見舞われたフィナーレ・エミリア工場の新施設の開設。最も厳格な地震安全規制に則り、環境排出量の2倍の生産能力を備えています。

2016
パウダー - アーキプロダクツ デザイン賞のベスト・オブ・カテゴリー
表面の模様の柔らかで調和の取れたニュアンスが特徴的なコンクリート調磁器質シリーズ「パウダー」は、アーキプロダクツデザイン賞の「ベスト・オブ・カテゴリー」賞を受賞しました。繊細なカラーバリエーションが素材のオリジナリティを引き立て、75x150cmの新しい大判サイズの不完全さを強調します。

2017
カシーナ・メルラータ
アントニオ・チッテリオ/パトリシア・ヴィール
カシーナ・メルラータは、アントニオ・チッテリオとパトリシア・ヴィールによって設計された環境に優しいミラノの社会住宅プロジェクトです。プロジェクトの主役となったのはマラッツィストーンウェアの通気工法壁(システムNとマイストーン グリスフルーリー)、そして健全で安全な環境を作るソリューション、建設のための再生可能資源でした

2017
オーグメンティド サーフェイス
アントニオ・チッテリオ/パトリシア・ヴィール設計
Interni Material Immaterial exhibition(インテリア有形無形展示会)の一環としてミラノ大学のコルティーレ・デッラ・ファルマチア(薬局の中庭)、そしてボルゴーニャ通りのマラッツィ社ショールームでは、革新的な表面処理を駆使して「オーグメンティド サーフェイス」プロジェクトのために特別に製造されたマラッツィ磁器質が展示されています。

2017
クラーケンウェルにマラッツィがオープン
マラッツィ社は、国際的に有名なデザインと創造性の中心地であるロンドンに最初のショールームをオープンしました。セントジョン・ストリートの300m2のスペースは、ロンドンのマルセル・マウアー・プラクティスの創設者であるイタリアの建築家ロレンツォ・バルディーニとアントニオ・ピザーノによって設計されました。

2017
マラッツィの新プロジェクト「グランデ」
磁器質表面仕上げの新しいフロンティアを探求し、驚異的なほど多様で耐性に優れた軽い素材によってデザインとカスタマイズの可能性を更に拡大するために開発されました。水平/垂直の平らな表面を覆うために考案された大判サイズ、厚さ6mmの大理石調およびコンクリート調の磁器質スラブシリーズは、屋内外においてデザイン的機能からビルのファサードまで無限のソリューションを提案します。オーダーメードのカットとシェイプ、レーザー/デジタル装飾、あらゆるプロジェクト要件を満たすモザイクによって、カスタマイズの無限の可能性をご提供します。

2017
グランドカーペット - アーキプロダクツデザイン賞
アントニオ・チッテリオとパトリシア・ヴィールはオリエンタルカーペットの装飾とコーラムの伝統を組み合わせた大判サイズ120x240cmの新しいストーンウェア「グランドカーペット」をマラッツィ社のためにデザインしました。
6つの異なるモジュールと2色の非常に洗練された色合いで制作されたこのシリーズは、2017年アーキプロダクツデザイン賞を受賞しました。

2017
パリ、サン=ジェルマン=デ=プレ地区中心のマラッツィ
V区のサン=ジェルマン大通り63番地にある3階建てのスペースで、オスマン建築の歴史的・文化的遺産を保存しつつ、最新のマラッツィセラミックおよびストーンウェアのソリューションを巧く調和させて展示しています。

2017
ワルシャワのマラッツィ
ポーランドの首都で最も活気があり、注目を集めているエリアの1つ、オホタ地区にあるショールームは、最高品質の素材と最先端の創造性の観点から、マラッツィブランドのご利用可能な多数のソリューションをご紹介できるよう設計されました。

2018
ミラノのザ・タイルクラブ
グランドカーペット、そして特大サイズのグランデシリーズは、マッテオ・チビックとスタジオ・ブランコによって設計されたスペース「ザ・タイルクラブ」のスターです。「ザ・タイルクラブ」は家具展「サローネ・デル・モービレ」開催中に発展したミラノのサン・バビラ地区中心にある陶芸愛好家のための紳士クラブです。

2018
クラッコ・イン・ガッレリア
スタジオ・ペラガッリ
ジオ・ポンティとアルベルト・ロッセッリがマラッツィ社のためにデザインした象徴的なクアットロ ヴォルテ クルヴァ(4曲線)タイル、「トリエンナーレ」が、ミラノのヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア内のレストラン「クラッコ」の巧妙に改装された5フロアの5つの厨房を装飾しました。

2018
新しいマーリット
既存の2つの生産ユニットを統合して誕生した新しいマーリットは、高品質の工業用磁器質の生産を専門としています。 全長1.5 kmを超える生産ラインを備えたこのプラントは、年間約900万m2の生産能力を誇ります。

2018
新しいマラッツィラボ
新しい研究所は、明るく広大なエリアを伴う屋内面積3,000 m2以上、屋外面積1,000 m2の施設です、
本質的に研究と革新を重視するマラッツィ グループの歴史的な企業文化が反映されています。

2019
リヨンのマラッツィ
400 m2を超える広いショールームは、市内で最も躍動的で文化的活気に満ちたトレンディなエリアの1つ、ジャン・ジョレス通り117番地にあります。この地区には、リヨンを代表する国際的な大手デザイン会社と家具メーカーが集中しています。

2019
ミラノのヴンダーカンマー(驚異の部屋)
マラッツィはミラノに新しい展示スペースの扉を開きました。アントニオ・チッテリオとパトリシア・ヴィールによるプロジェクトは、ボルゴーニャ通りのショールームを色と素材の「驚異の部屋」に変えます。

2019
ランチャーノのコルソ・トレント・エ・トリエステ通り
多くの伝統的なアブルッツォ装飾モチーフから着想を得たランチャーノのコルソ・トレント・エ・トリエステ通りの舗装では、これらの装飾要素が再設計され、都市生活の基盤に変身しました。デザイナー達の指示に従って特別にカットされたサッビア系とグラファイト系の厚さ20 mmの磁器質「システムN」をマラッツィはダブルローディングしてこの舗装を完成させました。
プロジェクト:リッチスパイニ建築協会、建築家オラツィオ・カルペンザーノ

2019
アップタウン
SSAとZDA
新しい 「マイストーン チェッポデグレ」の磁器質スラブは、ミラノで最初のアップタウンの通気工法壁に選ばれました。
SSA(スカンドゥッラ建築事務所)とザネッティ・デザイン・アルキテットゥーラが手掛けたプロジェクトのために開発された製品で、完全にカーボンフリーです。

2019
エイドリアン・サムソンがトリエンナーレを解釈
世界的に有名なロンドン拠点の写真家、エイドリアン・サムソンは、1960年にジオ・ポンティとアルベルト・ロッセッリがマラッツィ社のためにデザインした「クアットロ ヴォルテ クルヴァ(4曲線)」、トリエンナーレを再解釈しました。
「私はこれらの象徴的なタイルの色とパターンの虜になりました。私はこれは芸術作品だと感じました。 私達は追加の素材を全く使わず、タイル自体の形状と本体だけを使って、官能的な魅力を強調しようとしました。」

2019
マラッツィが小サイズ版クロジョーロシリーズを発表
温かい素材。質感のある仕上げ。物語のある製品。
クロジョーロは、マラッツィの歴史を形作ったデザインへのアプローチを定義します。1930年代に遡るサッスオーロにある会社の最初の工場だった建物は、80年代に「イル・クロジョーロ」研究・実験センターに変わりました。ここに招かれたアーティスト、建築家、陶芸家、デザイナー達は、記憶に残る美しさ、色彩、質感効果の調査に基づき、セラミック材料の新しい創造的な使用法を試しました。今日、クロジョーロは、マラッツィ グループのたゆまぬ研究・技術革新を象徴しており、非常に高品質で卓越したスタイル研究の権威であり、現代の住宅設計のトレンドを解釈し、実用的で絶妙な独自のソリューションで対応することができます。

2019
クロジョーロ ルーメ - アーキプロダクツデザイン賞
手作りマジョリカタイルの美しさを再解釈したマラッツィのストーンウェアコレクション「クロジョーロ ルーメ」は、年間4600万人の来場者を集め、170万人以上の登録ユーザーを抱える建築とデザインのコミュニティ、アーキプロダクツが主催する国際コンペティションの「フィニッシュ」部門で最優秀デザイン製品賞を受賞しました。